子供が生まれてからというもの外食といってもランチばかりで夕方から出かけるというのはなかった。いつぶりだろうか…
子供と一緒だけどなんだか悪いことをしている気分になってしまうが、街で1,2位を争う評判の良いレストランでディナーをすることにした。
オープンより少し早くついてしまったので、店正面にあるルンド大聖堂近くの広場で時間を潰した。


街の夕方すらなかなか来ることがないので新鮮だった。
昼間とはこんなに景色が違い素敵なものなのかと今更知る。
スウェーデンって日が早く沈ずむ時期は15時には真っ暗になったり、逆に21時くらいまでずっと明るい時期が多いので日本では頻繁に見れる夕日もスウェーデンでは見損ねることも多く貴重に感じる。
今の時期はわりと日本と同じ感じで日が沈むのでこの景色を見ることができた。

日によってはダウンが必要になるくらい寒くなってきて、建物の上の方から紅葉が始まってきていますね。
すぐ冬が来てしまうんだろうな。

今日のディナーは「Mat & Destillat」
ルンドという街をなめていたのかな。予約をしないのが当たり前になりすぎてて、「予約は?」と言われドキっとする。
「そうだ、今日はディナーだった!!」しかも街の人気店ですよ。
1番乗りだったのでまだ店内はガラガラ。「予約ってそんなに入るのかねー。」なんて話していたら、少しずつお客さんが来店。女性はドレッシーで男性はジャケットを着ているではありませんか。
何も知らずに普段着で来てしまって場違い感満載。
それでも店内に通してくれたお店の方ありがとうございます。本当に申し訳なかったです。

店内はこのような感じでした。が、奥には予約の人だけが入れるようなお部屋があって、もっとラグジュアリーな感じでした。


この茶色のパンが柔らかくて、味の主張は強くないのだけど、なんかすごく美味しかった!
何のパンなんだろう。。。
バター日本では高いけど、こちらでは腐るほどあって安い。
出てきたバターはフワフワで高級そうな味がしたけど、パンとの相性が抜群でした。

Scallop(ホタテ貝) 135kr(約1600円)
with cauliflower puree, dill cucumber, cress & browned
butter with lemon
カリフラワーのピューレの上にセロリかなと思ったけど、ディルキュウリというものだったのか。私の味覚はめちゃくちゃか。
ピューレは味が薄めでホタテにはしっかり味がついていてバランスが良かったです。

Deer steak(鹿ステーキ) 295kr(約3500円)
with Jerusalem artichoke & bread foam, burnt figs,
blackberries, pear & jus
鹿肉って日本でも食べたことがなくて、鹿ってもっと硬くて獣っぽい臭いがするのかと思っていたけれど、溶けるような柔らかさに臭みもまったくなくて驚きました。肉の下にスウェーデン料理でよく見るベリーソースがありましたが、意外と相性がよく、さっぱりさせてくれて悪くなかったです。
スウェーデンではトナカイとかも食べれたりするから食べてみたかったな。
ディナーだとなかなかのお値段になってしまったけれど、スウェーデンにきて初めてのディナーだったし、たまにはいいでしょう。
食事が終わって外に出てみると食事前とさほど明るさが変わってないっていう。なかなか暗くならないね。

ルンド大学本部にあたる日の赤さが綺麗で何枚も写真を撮りました。
なにも手を加えずともこんなに綺麗に写るなんて、日が綺麗なのか建物が綺麗なのか。
どちらも綺麗なんだね。
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