人の優しさから感じる国の豊かさと心の余裕

海外で生活をするということは、やはり楽なことではなくて、場合によっては心が折れることもあると思う。

私はあまり深いことは考えず、サラッときてしまったけれど、

語学力のない自分には甘くない厳しい生活が待っているとは思っていた。

そんな私でも心折れることもなく生活出来たのは、スウェーデンの人の優しさに助けられたからだと思う。

スウェーデンの公用語はスウェーデン語、街中やお店等の表示はスウェーデン語だ。

しかし、英語の教育をしっかり受けているので、全員ある程度英語が話せる。

ほんのまれに苦手な人もいる。

スウェーデンにきて間もない頃

アパートの洗濯室で洗濯していたときに、女性に話しかけられた。

「真下に住んでる○○です。よろしく!」

英語で話しかけられて子供が2人いるママさんのようだ。

「日本人ですか?」

と聞かれてはいと答えると彼女は日本語を話し始めた。

驚いた。

「日本語を習っていたことがあって日本語話せます。」

「私は4年間ここに住んでいるからある程度のことはわかっている。

家で仕事しているから困ったことがあったらいつでも玄関の扉を叩いて!」とジェスチャーを交えて伝えてくれた。

初めてスウェーデンの人の優しさに触れた瞬間でした。

不安な気持ちいっぱいの時にとても心強い言葉だった。

カフェでの出来事

カフェでトレイの返却場所を探していると「こっちだよ!」とささないなことでも教えてくれる。

注文だってうまくできなくて。

スウェーデン語の発音がわからなくて、場合によってはスマホで写真を撮って商品名を伝えたりもしていた。

そんなめんどくさい客の私にでも、みんな邪険に扱わず、一生懸命理解しようとしてくれます。

笑顔で「perfect!」とすら言ってくれることがある。

全然パーフェクトじゃないのに。

この言葉を何度か言ってもらえた時があって、本当にこの言葉に救われた。

バスの中の出来事

娘がグズってしまっため抱っこしていた。

バスは通常、チケットを機械に通して乗るのだが、そんな時に限ってチケットをちゃんと購入しているかの抜き打ち確認がきた。

チケットを出したいけど、娘を抱っこしているためなかなかうまくいかない。

すると近くにいた、10代後半〜20代前半くらいの若い男の子が、

「抱っこしててあげるよ」

と話しかけてくれた。

恐らくまだ自分には子供はいないであろう男の子が他人の赤ちゃんを抱っこする。

なかなか勇気がいるし、誰にでもできることじゃない。

びっくりした。

その青年に甘えて抱っこしてもらって無事対応することができた。

感謝しかない。

駅でのトラブル

電車を待っていると、トラブルがあってスウェーデン語で何かアナウンスがされていた。

もちろん何言っているのかさっぱりで、私は困り果てていた。

眉間にシワも寄っていただろう。

するとおじさんが寄ってきて、

「スウェーデン語わかる?」

と言ってきた。

わからないと答えると、アナウンスしていたことを英訳してくれたのだ。

結局、待っている電車は運行停止となり、次の電車は別のホームから発車するとのことだった。

わざわざ教えに来てくれたおじさん、なんて優しいんだ。

最後に

スウェーデンにきた当初はわからないことだらけでキョロキョロしていることも多々あった。

そんな時は「大丈夫?」と話しかけてくれる。

なんでみんなそんな周りに気を配っているんだ。

もちろん、仕事をしていたら辛いこともあると思う。

旦那さんもはじめは辛かったと言っていた。

それは語学力にある程度自信を持っていたのになかなか通じず、プライドが邪魔をした。

けれど、笑顔と謙虚な姿勢に変えてから周りの反応が変わったらしい。

スウェーデン語のこんにちはは

「Hej (ヘイ)」だ。

私はいまだに英語の「Hi(ハイ)」とごっちゃになる。

こんなレベルの私でも、今までスウェーデンの人の優しさに支えられ、助けてもらいました。

私はアジア人で見た目も違う。もしかしたら話しかけても言葉が通じなくて面倒なことになる可能性だってある。

なのに気軽に話しかけてくれる。

自分が日本にいて逆の立場でもそれができていただろうか。

もちろんそんな勇気はなくて。

なかなか自分からはグイグイいけない日本人の性格でも、語学力に自信がなくても、初めての海外生活にはとても優しい国の一つではないかと思います。

今まで私たち家族にたくさんの優しい言葉をかけてくれたスウェーデンのすべての人たちに

Tack så mycket

(ありがとうございました)

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