コロナ対策。状況報告と現地から感じる事

世界からスウェーデンのコロナ対策は独自だと言われていますが、スウェーデンに住む私なりに感じたことをお話ししていきたいと思います。私は専門家ではないので、ひとつの意見として広い心で見ていただければと思います。

他国からのスウェーデンのコロナ対策の印象と言えば、

「独自路線」

「ロックダウンせず」

「集団免疫戦略失敗」

などでしょうか?

世界からも批判の声が多かった。

住んでいる私としては正直悪いイメージは持っていません。

スウェーデン人の国民性

スウェーデンの人は普段から若い人でも国や政治に対する関心が高く、1人1人が考えて行動するという意識が高い気がします。

そして、スウェーデン人は日本人に似ていて、ルールを守ります。

ロックダウンをしなかったのは、この国民性から1人1人が責任を持って行動し、ルールを守れる国民だからこそ、厳しい規制はかけなかったのではないか。

規制はしないものの、日々細かいルールは設けられていました。

私たち家族も日々情報をチェックしていました。

ピーク時には不要不急の外出はしないよう提示されていた。

日本人の多くは守りますよね?スウェーデンの人も守るんです。

スウェーデン公衆衛生局で以下の結果を発表しました。

ストックホルムの人々から収集された血液サンプルの合計7.3%が抗体検査で陽性でした。これは、スコーネで合計4.2%、ヴェストラヨータランドで3.7%と比較できます。

Folkhälsomyndighetenより引用

上記内容からも国民の移動範囲は減少傾向になっていたことが証明されているのはないでしょうか。

この数字から集団免疫獲得失敗と言われているけれど、私はそこを目標にしていたわけではないような気がして…国民の意思を尊重したところ案外自由な人も多く、世界から集団免疫を獲得しに行ってるように見えてしまった。違うかな。

飲食店は通常営業

しかし、コロナにより決められたルールがあり、社会的距離が保たれていないと営業停止になります。

実際に営業停止になった店舗があります。

寒い時期は元々あんまり人が出歩かないので、人口密度は低い。

暖かくなれば「外人はテラス席が好き」なので、クラスターになる可能性は少ないほうではある印象です。

でも多くの人が飲食店を利用していたのは事実です。

学校休校せず

休校はしませんでしたが、選択はできます。

行きたくないなら行かなければいい。

これも自己責任で自分で考えて行動するだけです。

実際に友達ママさんの学校でもずっと来てない子と来る子ははっきり分かれると言っていました。

毎年流行する風邪。

学校で子供がもらい、家族に移るなんてよくあることかと思います。

コロナになってから、体調が少しでも悪いと学校には行かない。

みんなルールをちゃんと守るので今年は風邪をまだ引いていないという家族の声も多いみたいです。

そして、共働き率9割のスウェーデン。

休校にしてしまうと、働きにいけず、医療関係者の人手が足りなくなるかもしれない。それを避けたかったのではないでしょうか。

実際、事前にキャパを増やすなどしっかり準備もしたこともあり、医療崩壊は起こっていないと言われています。

死亡率世界8位

これは紛れもない事実です。

補足するならば、亡くなった方の約半数が介護施設の高齢者です。

ロックダウンをしても、施設内の感染は避けられず、死亡者は増えていたでしょう。

ロックダウンの有無より、介護施設に対する対応に改善の余地があったのではないかと思います。

そして、スウェーデンは福祉が充実していることでも有名です。

高齢者の多くが介護施設で生活していることから、集団感染が起こり死者数が増えてしまった。

福祉が充実していたからこその悲劇ではないでしょうか。

他に、スウェーデン人の死に対する考え方です。

日本では、できる限りの治療の提案をして積極的に治療を行っていく傾向があります。

例えば「基礎疾患のある80歳以上の方に延命治療を施す」

家族としては生きてほしい、でも本人にとって本当にそれでいいのか?

スウェーデン人は死を受け入れて、治療はしないという選択肢があります。

死に対する考えの違いが多少は死者数に関係しているのではないか。

町で高齢者が歩いているのも、ある程度死を覚悟しているという考え方なのかもしれない。

現在の状況

今までの感染者数、現在の感染者数の増減を見る限りピークは過ぎており、第二波も今のところきていないようです。

ここ最近の感染者数も500以下に収まっており、死者数は15以下と日に日に減少傾向にあります。

ただ、7月中旬から世の中は夏休みに入っているので、今後のどうなっていくかは気になるところです。

最後に

現在、新規感染者数は減少傾向、医療現場も逼迫していないと言われている。

もし、ロックダウンしていたら死者数が大幅に減っていたのか。

ロックダウンで一時的に感染を防ぐことは出来ても、第二波は必ず来るんじゃないだろうか。

実際に身近な方を亡くされた方は心の折り合いはつけられないとは思います。

良いように解釈しているだけじゃないかと言われたらそうなのかもしれない。

スウェーデン=自由

と言われているけれど、そこには背景があり、心も経済もダメージを最小限にしたいという、合理的なやり方の1つではないか。

スウェーデン国民の多くはコロナ対策に満足しています。

自分自身で考えて行動することによって他人や国を責めることはしない。

縛られた生活をしていないから、国民はストレスフリーです。

町の様子からコロナでも変わらず幸福度の高い国を維持している印象です。

まだ何が正解かわからない今、国ごとのやり方があっても私はいいと思う。

独自路線というならそれでもいいじゃないか。

国にはそれぞれの特徴があるのだからすべての国が同じことしていても正解は見えてこないと思う。

スウェーデンにいる人は幸せそうに暮らしています。

それならいいと思う。

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